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2023/01/27

【現役フリーランスエンジニアに聞く】フリーランスの1日とスケジュール管理

コーヒーを手にするフリーランスエンジニア

「フリーランスは時間に縛られずに働けていいな…」
「実際どんな1日を過ごしているの?」
「スケジュールをうまく組むコツは?」

こんにちは。『FreeLans』編集部ムラセです。
フリーランスで仕事をしているワーカーさんの1日って気になりますよね。
また、フリーランスとして仕事を行う場合、スケジュール管理はとても重要になります。
スケジュールの組み方によって、仕事の受注件数が変わると言っても過言ではありません。

今回は、フロントエンドエンジニアとしてフリーランスでお仕事をされているAさんに、普段の働き方からスケジュールの組み方まで、いろいろと教えていただきました。

今フリーランスを検討している方やスケジュール管理がうまくできずに悩んでいる方、ぜひ参考にしてみてください!

1.Aさんの仕事内容は?

フロントエンドエンジニアとして、主にコーディングを行っています。
デザイナーのデザインを、サイト上で動作・閲覧できるカタチにするのが私の主な仕事です。
ウェブページを作成するために開発された、何種類かのプログラム言語のような言語を駆使して作り上げたデータを、クライアントへ納品するまでが私の仕事となります。

ですので、仕事の100%をパソコンの前で過ごしていることになりますね。

2.1日のタイムスケジュールは?

AM 9:00 始業

・メールをチェックする

・SkypeをONにする
-ONにするのを忘れて、そのまま作業に入ってしまうこともしばしば…仕事依頼の簡単な打ち合わせはほとんどSkypeで行います。

・スケジュールをチェックする
-当日のスケジュールを含め、1週間位のスケジュールは把握しておきたいと思っています。作業中に連絡が入った時にスムーズに話を進めることができるため、そうしています。

ノートパソコンで作業するフリーランスの女性

AM 9:30 本格的に作業を開始

PM 12:00 お昼休憩

PM 13:00 作業再開

・午後の作業時間の間に犬の散歩
-ずっと座りっぱなしは健康的でないので、30分くらい犬の散歩をします。

・予定していた作業が早めに完了した場合、スキルアップのため書物を読んだり、先の作業を進める

本の上に置かれた眼鏡

PM 17:30 作業終了

3.1日のスケジュールを管理するときに意識していることは?

「スケジュールに余裕を持たせています。」

納品したデータの修正依頼が発生した時や、急ぎの案件(助っ人)を依頼された際、柔軟に対応できます。
柔軟に対応できることは、強みにもなります。

「マイルールを決めています。」

私のルールは、作業時間と定めている時間内に予定していた作業を完了させることです。
当たり前なのですが、その当たり前を続けることは、実は難しいです。
フリーランスであることは、時間が自由に使えるメリットがある反面、その時間を有効に使えないと無駄が増えるデメリットもあります。

例えば、1時間=1000円の仕事をダラダラと2時間かけて完了したとしたら、時給は500円になってしまいます。
仮に1日、7時間稼働するとしたら、本来1日=7000円の仕事が、ダラダラ2時間の場合、3500円。
これが1ヶ月(土日休み)で試算すると、本来22日=154000円の仕事が、ダラダラ2時間の場合、77000円。

積み重なるって、怖いですね…

「時給1000円を目安にスケジューリングします。」

フリーランスでやっていくには、収入面でのボーダーラインは決めておくべきだと思います。
『時給1000円以上を目安に』が正確かもしれません。

良い仕事をするためには、生活の充実と仕事に関する投資は不可欠です。
仕事に関する投資という点では、私の場合はパソコンやそのセキュリティ、情報収集のための書物などですね。

4.スケジュールの決め方は?

「取引先のタイプによってスケジューリングしています。」

現在お付き合いのある取引先は2社です。
その2社はそれぞれ、1案件の作業に要する時間に違いがあります。

【A社】数日かかる中長期案件が主な企業
【B社】2~5時間で終わる単発案件が主な企業

【A社】からの案件を優先にスケジュールを定め、【B社】からの案件で【A社】の予定以外の時間を埋めていく。
【A社】からの案件の予定がない場合【B社】の案件を優先する。
というような流れです。

依頼時のタイミングや案件の内容に応じて、上手く組み合わせてスケジューリングしています。

5.スケジュールを管理する際のマイルールは?

「案件のご依頼があった順を基本として『納期を守れる』予定を立てます。」

作業効率を考え、場合によっては案件の作業の順番を入れ替えることもあります。

パソコンとスケジュール帳

「ダブルブッキングしそうな時は、納期の調整ができて、調整後のスケジュールに対応できれば受注します。」

ただ、元から入っている予定に影響が出ることが予想される場合は、後でいただいた依頼を、お話があった時にお断りしています。

「依頼内容が、スキル不足などで時間かかることが予想され、納期に間に合わないと判断した場合は、その旨を伝えお断りします。」

ただ、スキル不足でも納期やスケジュールに余裕があれば受注します。
スキル不足を理由に仕事を断り続けていると、いつまでも成長ができません。

「日曜日は休業日、土曜日は調整日としています。」

土曜日は調整日として、仕事があれば稼働日、なければ休日…と変動します。

これらを作業スケジュールを決める際のルールにしていますが、大事なのは『無理をするスケジュールを立てないこと』です。

仮に依頼のタイミングが合わず、その案件をお断りすることになってしまうことがあるとしても、日頃から取引先の関係者とのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築いておくことで、次の機会に改めて別の案件を依頼していただけることがほとんどです。

『スケジュール管理がしっかりできること=受注の機会損失を避けること』でもあると思います。

6.最後に

今回は、実際にフリーランスとして働くAさんの、1日の過ごし方からスケジュールの組み方、マイルールなどをご紹介しました!

フリーランスの最大の利点である『時間を自由に使えること』を活かせるかそうでないかは、自己管理とスケジュール管理ができるかどうかで決まると思います。

そのためにはまず、生活リズムを整えることが大切です。
・毎朝決まった時間に起きる
・食事の時間を決め、しっかり食べる
・夜更かしせず、睡眠時間をしっかりとる
など、簡単なことのようですが、時間が自由に使えるようになると、このような規則正しい生活リズムを維持することは意外と難しいです。

また、スケジュールを詰め込みすぎないこともとても大切です。
フリーランスになると「稼がないと」という気持ちから不安に駆られ、ついついスケジュールを詰め込みたくなってしまいがちです。
しかし、スケジュールを詰め込みすぎて仕事に追われ、休息時間が取れず、健康を害してしまってはいい仕事はできません。
しっかりオンとオフの線引きをし、休む時はしっかり休むということも必要です。

お休みの日には趣味に没頭したり、気分転換にお出かけする…など、あなたが上手くリフレッシュできる時間を過ごしてくださいね。

自由に使える時間を、ぜひ有効に使いましょう!
時間を自由に使えるからこそ、メリハリのある生活ができるように心がけましょう!
そうすることが、きっと明日の良い仕事をすることに繋がります!

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