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2023/02/09
「ITエンジニアに興味がある」
「インフラエンジニアってどんな仕事?」
「インフラエンジニアの将来性は?」
こんにちは。『FreeLans』編集部ムラセです。
現在すでにIT業界でお仕事をされている方はインフラエンジニアのことをよくご存じだと思いますが、エンジニアになりたくてこれから学習を始めようという方の中には、インフラエンジニアのことをよく知らない方も多いと思います。
どんな仕事か一緒に見ていきましょう!
目次
そもそも「インフラ」とは何のことかというと、社会や生活を支える基盤を意味します。身近なところでいうと、例えば電気や水道、ガス、鉄道やバスなどが該当します。
ではITの「インフラ」は?というと、ネットワークやサーバー、クラウドなどのことを指し、これらの設計、構築、運用・保守を行うエンジニアをインフラエンジニアと呼びます。
「ITエンジニア」と聞くと、プログラミングをしてアプリを開発する…というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、ITインフラを手掛けるエンジニアももちろん、れっきとしたITエンジニアです!
インフラエンジニアの仕事内容は主に次の3つに分けられます。
クライアントの要望をヒアリングし、ITインフラで使用する機器の選定やデータベースの構成などを検討、ネットワークシステムの設計書を作成する
設計書をもとに、ネットワークシステムを構築する
機器同士の接続、ソフトウェアのインストール、動作テストなどを行い、実際に正常に稼働しているかの監視やトラブルが発生した際の対応などを行う 未経験からインフラエンジニアになる方の入り口としては、運用・保守の業務が最も多いでしょう。
実際に、いきなり設計に携わることは難しく、運用・保守を経験することで基本的な知識を身につけ、設計や構築などの上流工程に進むというのが一般的です。
インフラエンジニアはどんな業務に携わるかによって、いくつかに分類されます。 ここでは代表的な3つをご紹介します。
ネットワークの設計、構築、運用・保守を行う
サーバーの設計、構築、運用・保守を行う
データベースの設計、構築、運用・保守を行う ネットワークなのかサーバーなのか…携わる領域によって、業務内容も変わってきます。 求人情報をみると、それぞれの領域で保守・運用を専門に行うエンジニアを「保守・運用エンジニア」として募集している企業もみられます。
インフラエンジニアの将来性はどうでしょう。
今後ますますIT化が加速すると言われており、業務においてネットワークやサーバー、クラウドなどのITインフラの活用は欠かせません。
そのため、今後もインフラエンジニアの需要はさらに高まるでしょう。
ここまでの話で、インフラエンジニアに興味を持った方もいるのではないでしょうか。 では、どんな人がインフラエンジニアに向いているか見ていきましょう。
インフラエンジニアは機器を取り扱うことが多いので、普段から機械を扱うのが好きな人、機械に興味や関心がある人は向いていると言えるでしょう。 また、新しい仕組みや技術に触れる機会も多いので、最新のものを追いかける好奇心を持っている人も向いていると言えます。
特に保守・運用の業務は単調な作業になりがちです。責任感があり、コツコツ取り組める人は向いていると言えるでしょう。
状況によっては、夜勤や休日出勤を求められることもあるでしょう。 夜間作業も問題なくこなせる体力が求められます。
これはどんな仕事でも求められることですが、インフラエンジニアもチームで作業し、インフラ環境を構築・運用していくので、コミュニケーション能力はとても重要です。
例えばプログラマーはその時の流行りによって使用する言語が異なったりすることがありますが、インフラに関する技術はそれに比べ流行り廃りが少ないと言われています。
資格を取ることで給料が上がるなど、資格が給料に反映されやすい職種と言えます。 また、資格を取ることでキャリアアップも叶いやすくなります。
IT業界の中でもインフラエンジニアは、年収が比較的高水準である傾向があります。 インフラエンジニアという職種の需要の高さと、それにもかかわらず人材が不足しているというのが主な理由です。
インフラエンジニアはなんといっても安定しています。「4.インフラエンジニアの将来性」でもお伝えしたように、今後ますますIT化が加速すると言われており、それに伴いインフラエンジニアの需要もさらに高まると言えるでしょう。
これはインフラエンジニアに限ったことではないですが、運用・保守の下流工程から、構築、設計と上流工程に行くほど平均年収は上がると言われています。 未経験採用の場合、下流工程からのスタートが基本となります。そこから上流工程に進むことができないと、大幅な給料アップは難しいでしょう。
インフラエンジニアの中でも、保守・運用に携わる場合、仕事が単純作業となることが多いと言われています。 同じ作業を繰り返すだけになると、仕事がつまらないと感じてしまう人もいるでしょう。
業務によっては夜勤や休日出勤を求められる場合もあり、勤務が不規則になりがちです。
ただ、夜勤であればもちろん手当もつき、その分給料も上がるので一概にデメリットとも言えませんが、不規則な勤務に柔軟に対応する必要があります。
では、インフラエンジニアになるにはどうしたらいいのでしょうか。 未経験でも簡単になれるのでしょうか。
インフラエンジニアは特に人手不足ということもあり、未経験者を積極的に採用している企業も実際多くあります。
ですので、特にこれといって目指している分野もなく、なんとなくIT業界に興味があるという人は、インフラエンジニアも選択肢に入れることをおすすめします。
しかし、未経験からの応募となると、年齢は確実に大きなハードルになります。
それは、未経験を採用する=採用後に教育していく期間が必要になるからです。 これはインフラエンジニアに限ったことではなく、一般的に30代以降になると未経験職種への転職は難しくなると言えます。 多くの企業の中から選ぶことはできないかもしれません。
しかし、もちろん完全に転職が不可能というわけではありません。 ただ、未経験からの一社目はすべての希望を満たしている会社に行くのは難しいと、割り切る気持ちは必要になるかもしれません。
まずはインフラエンジニアのキャリア第一歩として、一社目で経験を積んでいくことが大切です。 その会社で経験を積みスキルアップすることで、次転職する際はその経験やスキルをアピールし、さらにいい条件への転職も可能になるでしょう。
これからインフラエンジニアを目指す方、まだ実務経験の浅い方におすすめの資格をご紹介します。 まず、資格は国家資格とベンダー資格の2つに分けることができます。 ベンダー資格とは、民間企業が特定の製品向けに作成した資格のことです。
ITエンジニアの登竜門とも言われており、IT業界で働くときに必要な基礎知識が問われる資格です。 エンジニアに必要な基本的な知識から応用まで幅広く出題されるので、これからITエンジニアとしてのキャリアをスタートさせていく人にはぴったりの資格と言えます。
>>サーバー系資格
ともにLinuxの実用的なスキルを証明するための資格で、LinuxはWindowsやMacOSと同じ、OSの一種です。
・LPIC
世界中で実施されているLinux技術者認定試験です。 世界共通の資格ですので、世界で同じ評価を受けることができます。
・LinuC
日本市場に最適化された資格で、2018年から提供が開始されています。 日本市場に最適化されているので、より日本市場で求められる技術を学べるとも言えます。
>>ネットワーク系資格
世界最大手のネットワーク関連機器メーカー「シスコシステムズ」が実施する、世界的に信用度の高い資格です。 この資格を取得することによって、ネットワークエンジニアとしての基礎的な知識やスキルがあることを証明できると言えます。
今回ご紹介した資格は、どれも基礎的な資格となります。 学習することで知識も基礎的な身に付きますので、まだ資格を取得できていなくても「資格取得に向け学習中」というだけでもアピールになるでしょう。
今回はインフラエンジニアについて詳しく見ていきました! インフラエンジニアもまた、私たちの生活になくてはならないお仕事です。 この記事を読んでインフラエンジニアに興味を持った方が、ひとりでもいてくれたらうれしいです!
エンジニアというと、よく ・高収入 ・リモートワークができる ・自由に働ける などのワードを耳にしますが、確かにエンジニアになると、こういった働き方は可能かもしれません。 しかし、未経験でまだ実績もない場合、いきなりこのようなことを全て満たす会社に転職するのは難しいでしょう。
まずは、これだけは絶対に譲れないという条件を明確にし、それを満たした求人を選ぶと転職活動がスムーズにできるのではないでしょうか。
私たち【FreeLans】では、未経験からIT・WEBエンジニアを目指す方を応援しています! 応募から内定までをトータルサポートいたしますので、お気軽にご登録ください。
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