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2023/04/11
「ITコンサルタントってどんな仕事?」
「どうやったらITコンサルタントになれるの?」
「ITコンサルタントに活かせる資格は?」
こんにちは。『FreeLans』編集部ムラセです。
近年よく耳にするようになったITコンサルタントという職種ですが、なんとなく「かっこいい」というイメージもあり、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ITコンサルタントは未経験からいきなり活躍することは難しく、経験を積んだ後に就くことが一般的です。 今回は、実際にITコンサルタントになるにはどうすればよいか、必要なスキルや活かせる資格についてもまとめました。
ITコンサルタントの仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
ITコンサルタントは、クライアント企業の課題をIT技術によって解決する仕事です。
クライアント企業の抱える課題を解決するためにまず、実際に経営者やITの責任者から今抱えている事業課題や現状をヒアリングし、それらを整理・分析。
そしてその結果を踏まえ、クライアントに導入すべきシステムなど課題を解決するためのIT戦略の提案を行います。 提案が採用されれば、必要な人材を集め指示を出し、プロジェクトの進捗管理などを行います。
ITコンサルタントとシステムエンジニアは、クライアントの要望に沿ったシステム開発により企業を支援するといった点でしばしば混同されることもありますが、両者は仕事内容が明確に違います。
システムエンジニアはシステムの設計を行うのが仕事です。 クライアント企業の経営課題や経営戦略に対し具体的な案を出すことは基本的になく、あくまで要件定義や設計がメインとなります。
このように、ITコンサルタントとシステムエンジニアは領域が全く異なる仕事です。 しかし、企業によってはこの二つの境界が曖昧になっている場合もありますので、求人に応募する際には仕事内容をよく確認することが大切です。
実際にITコンサルタントとして働く場合は、主にコンサルティングファームやSIerに所属することになります。
コンサルティングファームとは、ITに限らず様々な経営課題に対しコンサルティングを行う企業のことで、SIerとはシステム開発に関する、ありとあらゆる業務を請け負う企業のことです。
ITコンサルタントにはITに関する知識はもちろん、経営に至るまで幅広い知識が求められるため、ITコンサルタントになるのは簡単なことではありません。 ではどうしたらITコンサルタントになれるのか?今回はITコンサルタントになる方法を2つご紹介します!
IT系のコンサルティングファームやSIerに就職し、そこで経験を積むのが早道です。 場数を踏むことで、実績を積み重ねることができるでしょう。 しかし、未経験者を採用している企業はごくわずかなため、応募時にはポテンシャルの高さをアピールすることが必須となります。
システムエンジニアからのキャリアチェンジでITコンサルタントになる方もいます。
ITコンサルタントにはIT技術に関する知識が求められるので、システムエンジニアとしての経験を積み、転職を目指すことも有効な方法です。 ITの様々な業務を経験し、知識とスキルを身に付けておくことが大切です。
ITコンサルタントには様々なスキルや経験が求められます。 その中から今回は3つご紹介します。詳しく見ていきましょう!
ITコンサルタントにはIT分野の専門的な知識が求められるため、上流工程から下流工程まで幅広い経験と知識が必要です。 最新のIT技術やIT業界の動向を知るため、常に勉強も欠かせません。 さらに、クライアントに納得してもらえる提案をするためには、より専門性を深めることも必要でしょう。
ITコンサルタントはプロジェクトが計画通り進むように進捗管理も行う必要があり、マネジメントスキルも求められます。
プロジェクトが大きくなるほど、様々な役割のメンバーをまとめなくてはならず、円滑にプロジェクトを進めるためにもマネジメントスキルは必要不可欠です。
ITコンサルタントは企業の経営者などから課題や要望などをヒアリングしたり、プロジェクトのメンバーと連携してプロジェクトを進行する必要もあります。様々な人と関わり仕事を進めるため、コミュニケーション能力が求められます。
また、クライアントに対し、課題は何で、どういう方法なら課題を解決できるかを相手に納得してもらえるように伝えるプレゼンテーション力も必要です。 ITコンサルタント未経験でも、営業経験や顧客折衝の経験があると役に立つでしょう。 今回ご紹介した3つ以外にも、情報収集力や経営知識であったり、様々なスキルや知識が求められます。
ITコンサルタントはクライアント企業のビジネスを左右する仕事のため、常に結果が求められます。数字に対するプレッシャーをはねのけられる人は向いているといえるでしょう。
ITコンサルタントになるために、特に資格は必要ありません。 しかし、資格を取得することで、ITコンサルタントに必要なスキルや知識を持っている証明になり、転職するときにも役立つでしょう。
今回はおすすめの資格を3つご紹介します!
■ITコーディネータ
「ITコーディネータ」は経済産業省が推進する資格で、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会によって実施されています。 資格を取得することで、ユーザ・経営者の視線で、企業の経営課題を一緒に考え、課題解決のための戦略立案からシステム導入・評価改善までを一貫して推進・支援するプロフェショナルであるということを証明できます。 「ITコーディネータ 試験の合格」と「ケース研修の受講・修了」の2つの条件をクリアし、資格の認定を受けることで「ITコーディネータ」と名乗ることができるようになります。
受験資格は特に設けられていないので、誰でも受験することが可能です。
■プロジェクトマネージャ試験
「プロジェクトマネージャ試験」は情報処理技術者試験のひとつで、独立行政法人情報処理推進機構によって実施されています。 資格を取得することで、システム開発のプロジェクトにおいて、システム全般の基礎知識からプロジェクト計画策定能力など、マネジメントスキルを証明することができます。
こちらは情報処理技術者試験のレベル4に相当し、高度情報処理技術者試験に分類されます。合格率は10~15%程度と、難易度の高い資格と言えます。
■中小企業診断士
「中小企業診断士」は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家であり、国家資格です。 最終的な合格率は5%前後と、非常に難易度の高い資格と言えますが、資格を取得することで、企業経営に関する専門家として高く評価されます。
中小企業診断士の主な業務は、企業の成長戦略策定やその実行のためのアドバイスをすることですので、ITコンサルタントの仕事に通ずるところも非常に多く、役に立つことは言うまでもありません。
IT化に伴った業務効率化や生産性の向上を求める企業も多く、今後もITコンサルタントの需要が増えていくことが予想されるため、ITコンサルタントの将来性は高いと言えます。 ITコンサルタントは非常に高度な知識やスキルが求められるので、未経験からの転職はハードルが高いことは事実ですが、適切なキャリアパスを描くことで転職も十分可能です。
また、ITコンサルタントとしてキャリアチェンジする際は、実績が重要視されます。 年齢が上がるほど、より高い水準の知識やスキルが求められますので、応募書類や面接でしっかりアピールできるように準備しましょう。
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