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2024/03/12
前回の記事(「応募書類 作成の基本 ~履歴書編~」)では、応募書類のうち履歴書の書き方について説明しましたが、今回は多くの方が苦戦しがちな職務経歴書について説明したいと思います。
履歴書は主に、名前や住所・連絡先、学歴や職歴、免許や資格といった求職者の情報について分かりやすくまとめたものになりますが、職務経歴書はその中でも特に職歴に焦点を当て、詳しく記載していきます。
目次
職務経歴書には主に下記の6つの項目について記載します。
・職務要約
・職務経歴
・志望動機
・活かせる経験・知識・技術
・資格
・自己PR
職務経歴書のフォーマットは自由だからこそ、どんなことを記載したらよいか迷う方もいるかもしれませんが、上記の6つの項目をおさえておけば十分かと思います。経験社数にもよりますが、A4サイズ2~3枚程度に収まるようにまとめましょう。
年の記載は、履歴書とあわせて西暦で統一するのがおすすめです。
職務要約には職歴のあらすじを記載します。3~5行程度にまとめましょう。
ご自身の経歴をシンプルに分かりやすく、また、企業に興味を持ってもらえるようにまとめましょう。
➀働いていた期間と勤務先名を記載
勤務先名は正式名称で記載します。
勤務先名を記載する際は、「(株)〇〇〇」などと略さないようにしましょう。
➁企業情報を記載
企業サイトの会社概要等を確認し、企業の情報を記載します。
応募先企業に、これまでどんな規模のどういった企業で働いていたかのイメージを持ってもらえるよう、事業内容、資本金、売上高、従業員数等わかる範囲で記載しましょう。
➂働いていた期間を記載
働いていた期間を記載します。もし在籍中に部署移動や出向等があれば、その期間ごとに➂~➄をまとめます。
➃配属部署等を記載
配属部署や支店名、従事していた職種を記載します。
➄職務内容等を記載
職務内容等は、下線部のように根拠となる数字を盛り込み、より具体的に記載すると効果的です。
職務経歴の記載方法はいくつかありますが、社会人経験が浅い方は、古い経歴から記載していく編年体式のフォーマットがおすすめです。
➀まずは結論から記載
どうしてその企業を志望したのかを、結論から記載し簡潔にまとめましょう。
➁そう思うに至った背景を記載
次にそう思うに至った背景を記載します。そこに至るまでにどんなことがあってそう思ったのかを、具体的に記載しましょう。
➂最後に応募先での活躍イメージを記載
これまでの業務を通して身につけたスキルをどう活かしていこうと考えているかを記載します。
志望動機は応募企業ごとに作成します。
応募する企業のどういう仕事のどの部分に一番興味を持ったのかを、理由を含めまとめます。
企業が知りたい主なポイントは、
・企業理解、仕事理解がしっかりできているか
・熱意とやる気があるか(どれだけその企業に入りたいと思っているか、またどれだけその仕事をやりたいと思っているか)
・そう思うに至った根拠や背景
です。これまでのキャリア等に関連付けて、応募先企業でどう活かしていこうと考えているかを記載すると、先方も活躍イメージがわきやすいでしょう。
➀活かせる経験・知識・技術
これまでの職業経験や、職務を通して身につけた知識・技術の中から、応募先でも活かせる内容を中心に記載しましょう。
➁資格
履歴書内「免許・資格」欄に記載した内容を職務経歴書にも記載します。
➀まずは結論から記載
自己PRもまずは結論から記載します。結論となる強みについて記載しましょう。
➁根拠となる具体的なエピソードを記載
次に根拠となる具体的なエピソードや実績を記載し、アピールに繋げましょう。
➂最後に貢献できることについて記載
強みを活かして応募先で貢献・活躍できることについて記載します。応募企業に対し、入社後に活躍できるイメージを持ってもらうことが大切です。
➃職務経歴書の最後に「以上」と記載
全て書き終えたら最後に「以上」と記載します。
職務経歴書が2枚以上になる時は、下部にページ番号も忘れずに記載しましょう。
自己PRの書き方にも特に決まりはありませんが、箇条書きで書く場合は2~4個程度にまとめましょう。
未経験職種への転職の場合は、これまでの経験から
「ポータブルスキル」=「業界・職種に関わらず持ち運べるスキル」
を強調してアピールするのが有効です。
その際は、特に応募する職種で求められている能力についてアピールすることが重要。例えばITエンジニアへの転職であれば、
・コミュニケーション能力
・論理的思考力
・課題発見、解決力
・学習意欲
などをアピールできるといいでしょう。
また、その他にも積極性や協調性、継続力などは一般的にどの職種でも求められる能力と言えます。
応募書類を作成する上で特に職務経歴書は、どんなことを書いたらいいのかわからない…と上手くまとめられずに悩む方が多く見られます。
まずはご自身のこれまでの経験をしっかり棚卸しすることが大切です。その上で、今回ご紹介した流れに沿って職務経歴書を作成してみてください。きっとスムーズに作成できるはずです。
フリーランズでは応募書類の添削も行っています。何から書いていいかわからないという方には書類の作成からサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
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