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2023/05/19
「アプリケーションエンジニアってどんな仕事?」
「業務用アプリケーションってなに?」
「どんな人が向いているの?」
こんにちは。『FreeLans』編集部ムラセです。
ITエンジニアと一言で言っても、その分類は多種多様で、以前ご紹介した組み込みエンジニアもその一つです。
今回はアプリ開発という観点から、アプリケーションエンジニアの中でも、業務用アプリケーションエンジニアについて掘り下げていきたいと思います!
目次
アプリケーションエンジニアとは、アプリケーションを開発するエンジニアのことをいい、開発するアプリケーションの種類は主に次の3つに分かれています。
・スマートフォンアプリケーション
・Webアプリケーション
・業務用アプリケーション
多くの人にとって身近な存在である、スマートフォンアプリケーションやWebアプリケーションについては、皆さんもイメージがわくのではないでしょうか?
スマートフォンアプリケーションは、私たちが普段スマートフォンにインストールして利用しているアプリのことです。スマホアプリは個人で開発することもでき、iPhone向けのiOSアプリとAndroidアプリ、どちらを開発するかによって、使用する言語や開発環境は異なります。
Webアプリケーションは、スマホアプリのようにインストールすることなくブラウザ上で利用できるアプリケーションのことで、ECサイトや旅行サイトなどのWebサービスや、GmailやYahoo!メールのようなメールサービスもWebアプリケーションにあたります。
では、業務用アプリケーションとはいったいどんなものなのでしょう?
業務用アプリケーションとは、企業や組織の業務を支援するために開発されたソフトウェアのことをいいます。これらのアプリケーションは、特定の業務プロセスを自動化したり、効率化したりすることで、生産性の向上やコスト削減に貢献します。
では、業務用アプリケーションにはどういったものがあるのか、具体的に見ていきましょう!
企業全体の資源を一元管理し、業務プロセスを統合・最適化します。財務、人事、販売管理、サプライチェーンマネジメントなど、企業の各部門のデータを連携させることで、大幅な業務の効率化が期待できます。
顧客管理のためのシステムです。 顧客の基本情報や購買履歴などを管理し、マーケティング、営業、カスタマーサービスなどに活用することができます。
ウェブサイトのコンテンツを効率的に管理し、更新するためのシステムです。
企業が持つ膨大なデータを収集、蓄積し、データを分析することでビジネスの意思決定を支援します。分析によって導き出された結果を社内で共有し、業務や経営に役立てることができます。
業務用アプリケーションエンジニアの仕事はどういった流れで行われるのか、一緒に見ていきましょう!
まず、経営陣やエンドユーザー、IT部門などのステークホルダーと協力して、必要なソフトウェアの機能や要件を定義します。
要件定義に基づいてソフトウェアの設計を行います。これには、アプリケーションの機能、データベースの構造、ユーザーインターフェースのデザインなどが含まれます。
Java、Python、C#などのプログラミング言語を使用し、設計に基づいてプログラミングしていきます。
開発したソフトウェアが要件を満たし、問題なく機能するかを検証します。
リリース後は、ソフトウェアが正常に機能し続けるように、定期的にアップデートやバグの修正を行います。業務用アプリケーションエンジニアは、専門的な技術的スキルはもちろん、問題解決能力、プロジェクト管理能力、そしてステークホルダーとの良好なコミュニケーションがとれることも重要となります。
業務用アプリケーションの開発にはどんなスキルが必要なのか、ここでは具体的なスキルを3つご紹介します!
ステークホルダーと効果的なコミュニケーションを取り、要件定義に対する理解を得ることが、開発プロジェクト成功への第一歩です。
また、開発はチームで行うことがほとんどです。プロジェクトを円滑に進めるためには、チームメンバーと円滑なコミュニケーションを取ることも重要です。
アプリケーションの機能、UI(ユーザーインターフェース)、データベース設計など、システム設計を行うための幅広い知識とスキルが求められます。
Java、Python、C#などのプログラミング言語を使いこなせることは、基本的なスキルのひとつとして求められます。 開発するアプリケーションの種類や開発環境によっては、特定の言語の知識が求められることもあります。
また、SQLなどのデータベース言語の理解と、データベース設計・管理能力も重要です。
では、どういう人が業務用アプリケーションエンジニアに向いているのでしょうか?
コンピュータプログラムは論理的な構造を持っています。複雑な問題を分析し、それを解決するための論理的なステップを考える能力は、エンジニアにとって非常に重要です。
テクノロジーは常に進化しています。新しいツール、フレームワーク、言語を学び、適応するためには、新しいことに対する好奇心と情熱が必要です。
プログラミングは基本的に問題解決のプロセスです。予期しない問題に直面しても落ち着いて対処し、解決策を見つける能力は重要です。
コードのデバッグや複雑な問題解決には、時間と労力を必要とします。忍耐力と集中力がある人は、これらの課題にもうまく対処できるでしょう。
業務用アプリケーションエンジニアは、技術的なスキルはもちろんのこと、ビジネスのニーズを理解し、それに基づいてソリューションを提供する能力も必要です。
業務用アプリケーションの開発によく使用される、代表的な言語についてあらかじめ学んでおくことは、実際に働く上でとても有益です。さらに、転職活動を行う際にも意欲のアピールにつながるでしょう!
ここでは、未経験者から業務用アプリケーションエンジニアを目指す際に役立つ、プログラミング言語の資格を3つご紹介します!
■Oracle認定Javaプログラマ
Oracle認定Javaプログラマとは、日本オラクル社が主催するJavaの技術者試験です。この資格を取得することにより、Javaについて知識やスキルを持っていることが証明できます。
この資格はBronze、Silver、Goldの3つのレベルに分かれており、BronzeはJava入門者向け、Silverが初級Javaプログラマ向けとなっています。Silver以上は世界共通の国際資格となっており、最もレベルの高いGoldは、Silverを取得していることが受験の条件となります。未経験から資格取得を目指す場合は、Bronzeから学習してみてはいかがでしょうか?
■Python3エンジニア認定基礎試験
Python3エンジニア認定基礎試験とは、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が主催する試験で、Pythonの基本的な文法を中心に問われる試験です。資格取得に向け学習をすることで、Pythonの基礎知識を身に付けることができるでしょう。プログラミング未経験者でも、しっかり学習することで十分取得可能な資格です。
■C言語プログラミング能力認定試験
C言語プログラミング能力認定試験は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催する試験で、レベルによって1級から3級まであります。
3級は、C言語の概念を理解し、簡単なプログラムが書けること。2級では、小規模のプログラムが適切に書けること、また、各種アルゴリズムを理解していることが認定基準となっています。さらに1級では、C言語を駆使し、応用プログラムを作成する能力を有することが認定基準となっています。実際に履歴書に記載するのは2級以上が望ましいですが、まずは入門レベルの3級から学習することで、より理解が深まるでしょう。
今回はアプリケーションの中でも、業務用アプリケーションの開発に焦点を当ててご紹介しました! IT化の加速に伴い、アプリケーション開発の需要も年々高まっており、アプリケーションエンジニアの将来性も高いと言えるでしょう。 そして、ITエンジニア不足の状況も相まって、未経験からでもアプリケーションエンジニアになれる可能性は十分にあります!
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